指名買いされる和菓子のテーブルコーディネート ―東京手みやげ食べくらべ会

指名買いされる和菓子のテーブルコーディネート ―東京手みやげ食べくらべ会

どうも、週末テーブルコーディネーターのyoccoです。

本業はOLで、テーブルコーデは趣味ですが。(テーブルコーディネーターと名乗るには特に資格はいらないそうです。参照

今回、東京散歩ぽの中の人にお誘いいただいて、ホントはブロガーとして参加するはずだった「東京手みやげ食べくらべ会」に、急遽テーブルコーディネート担当して参加させていただきました。

事の発端は、つい最近私が完全自主開催で、1人で和菓子撮影大会をやっていたので「ぜひ素敵な和菓子を撮りたい!」とお話したら「では、テーブルコーデを担当してもらえませんか?」とお話をいただいた、という感じです。


せっかくイベントに参加するなら、兎にも角にもフォトジェニック、インスタジェニックな被写体があるかが気になる私としては、自分でセッティングできるならぜひ!ということでこうなりましたが、少々プレッシャーも感じたりして。

テーブルコーデ担当として参加するなら、もう考える事は一点のみ。「指名買いされるような和菓子の写真を、参加者の皆さんに撮ってもらうために、テーブルを演出すること」。

参加者はほとんどが有名ブロガーさんで、きっと今回の記事が多くの方に目に触れると思います。その記事に素敵な写真を載せてもらいたい!と勝手に思っておりました。手みやげは見た目もかなり重要なポイントなので、テーブルコーデを頑張るのは意味があるはずなのです。

ブロガーが紹介した和菓子を誰かが見て買いたいと思う→ブロガーはそういうのが嬉しい(少なくても私は)→買った人はいい和菓子と出会えて嬉しい→そして、和菓子屋さんも嬉しい。という事をイメージしました。

もちろん、味や価格が最終的な判断になると思いますが、参加者がネット上で表現する以上、その入り口を大きく占めるのは写真だと思うのです。

 

終わってみると、自分がテーブルコーディネートした作品を、写真が上手な参加者のみなさんにに撮ってもらうのは、超楽しかった。

というわけでこの記事は、テーブルコーデで四苦八苦した事をメインに書きたいと思います。

東京手みやげ食べくらべ会とは

初回は2013年に実施され、今回が2回目。「東京の和菓子」をテーマに30種類以上の候補から試食を重ね、和菓子の手みやげ8品を選定したそうです。

主催は、下記4団体&個人。

・30min. http://30min.jp/
・東京散歩ぽ http://tokyosanpopo.com/
・おもてサンド http://www.omote­sando.info/
・アドバイザー:櫻庭祐一 (twitterID:@skrb)
・テーブルコーディネイト:yocco http://yocco.co/

ちゃっかり私も入れていただきました。

テーブルコーデの事前準備

それぞれ項目ごとに。

 

色合いについて

事前にどんな8品があるか聞いたところ、最中やかりんとうなど「フォトジェニック、インスタジェニック」という点から考えると、難しい色ばかり。

さらに、ブログに書くにはどういう写真があるといいか考えます。私自身ブロガーでもあるので、だいたいどんな流れでブロガーが記事を書くかもわかります。おそらくアイキャッチに集合写真、個別の和菓子の紹介用に個別写真があると書きやすいわけです。

そして、被写体それぞれに違う趣があると記事の美しさが出る。だけど、統一感もほしい。という点を考えました。

 

会場について

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過去に仕事でもイベントプロデュースを経験してきているので、会場を見ればだいたい「イベント自体の仕上がり」と、「写真の出来上がり」がわかりますが、今回は「テーブルコーデ」だけをフォーカスして考えました。

この会場では、ちゃんと演出しないと和菓子の良さが引き立たない。和菓子を紙皿に乗せて、会議室っぽいテーブルの上で写真を撮ったら…と考えると、せっかくの和菓子が美味しく撮れません。というわけで、

・食べ物の写真は後ろから自然光が当たると美味しく見えるので、テーブルな窓側に設置したい

・会議室っぽい会場のテーブルの上にお皿を置くと、非常に写真の仕上がりが貧相になるので、下に引く布は必ず必要

・小物等でも周りを演出する必要あり

・集合写真と1品ずつの展示ということであれば、長テーブルが6台必要

という点がわかります。

当初、提案していたレイアウトはこんな感じ。

東京手みやげ食べくらべ会2015-テーブルコーディネート-1  1 .pdf.png

 

細かいですけど、撮影の際に奥行き感が必要なので、長テーブルは2台重ねた方がいいと思っています。

 

事前の買い物

テーブルの上に引く、白い布を求めて渋谷のTOAへ。

布といえばTOA。白い布だけでこんなに種類があります。しかも1メートル90円からあるんです!

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白い布を選ぶコツとしては、

・真っ白すぎるのは、和菓子の雰囲気にはあまり向かない

・少しベージュっぽい方が雰囲気が出る

・あまり薄すぎると下のテーブルが透けちゃうのでNG

・綿100%だと少々毛羽立ちが見えちゃうかも

ホントはちょっと厚めな布が高級感出るけど、今回は予算抑えめにしたいのでそれはやめました。

あとは、重要なお皿と小物。メインとなる最中などに色味がないので、周りで引き立たせる必要があります。お皿はお皿自体に色があったり模様があるものを揃え、小物は和柄の折り紙と金平糖、植物を準備しました。

当日は1泊2日用のキャリーバック持って、花束を持って、一眼レフカメラを持って、という大荷物で参戦しました。

写真に撮られること&ブログに書く、という事を考えたテーブルコーデ

できあがったものだけみると、もしかしたら「普通だよねー」と思う方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが…予算も大きくあるわけではないし、自宅にあって使えそうなものの掘り起こしと、新しく購入するもののバランスなど、知恵を絞ったんです。

集合写真

個人的に縦長写真が好きなので、縦長でハマるようなコーデになってますが、横向きで撮る方が多いので、どちらでも撮れるようにしてみました。ブログのアイキャッチは横長の方がいいですしね。

▼「久寿もち」という、わらび餅にピントを合わせた、縦長写真
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並べ方として、大皿に全部まとめて置くというアイディアもあったのですが、そんなおしゃれな大皿を持っていなかったというのと、動きを出すには長皿をランダムっぽく置いた方が抜け感も出ていいかなと。

この集合写真はブロガーのみなさんがアイキャッチに使うことを想定して、目を引くように作り込みました。お皿が白いので、あえて下の布は紫という濃い目にして、和っぽさと高級感を演出しました。

後ろの方に写っている赤い粒粒した植物や、緑の葉はお花屋さんで購入。残念ながらどちらも名前がわかりません。。

あんみつは本来はプラスチックの容器に入っているのですが、集合写真にするときっとそれは浮いてしまうと思ったので、透明の器を準備しました。

「久寿もち」に葉をちょこんと乗せていますが、これもポイントです。ここに葉がなかったら、全体がボヤケちゃうかも。

 

▼王道、横向き写真

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たぶん、横向きで撮るこういう構図で撮る方が多いのではないかなーと思います。

となると、手前に色があった方がいいので、カラフルな「板あめ羽一衣」という商品を持ってきて、和っぽい赤い紐でくくりました。

この「板あめ羽一衣」に赤い紐がなかったら、という視点で見てみるとわかるのですが、この紐がアクセントになって商品の可愛さを引き出したつもりです。淡い色はけっこうハードル高いと思ってます。

その「板あめ羽一衣」の隣にある、「利休ふやき」。こちらも難易度高い。。というわけで、下に緑の折り紙を半分に折って入れ込み、上に赤い粒粒を乗せました。今、見直すともう少し引き算してもよかったかなーとも思いますが、「目を引く1枚」に仕上げたかったので、後悔はしてません。

 

▼横向き、1点フォーカス

8品集合なので、後ろの方がボケてしまうのは、後ろの方の商品に申し訳ないと思ってはいるのですが、横向きで個人的に好きなのはこの写真。

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(もし8品の商品を作っているメーカーさんがクライアントだとしたら、こんな撮り方はできませんね…どれを手前にするか、などは政治が大きく関係してくるはずなので(汗))

 

個別写真

作り込みたい気持ちと、引き算の美しさが葛藤する、個別皿たち。

▼板あめ羽一衣 (Ameya Eitaro・銀座)

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自画自賛ですけど、やっぱりこの紐がアクセントになってます。和菓子なので、この赤の紐ですが、これがもし洋菓子だったら「リボン」にしたらそれっぽくなるはず。今回の和菓子たちの中では、色があってフォトジェニックなので、お皿も究極シンプルで周りに小物も置いていません。お味は、ラムネと飴の中間のような感じで甘く、ポリポリ食べる感じが面白かったです。

▼もなか (瑞穂・神宮前)

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集合写真では苦労した「もなか」ですが、単体となればこのようにお皿の柄と、ちょっとした葉でぐっといい感じになります。美味しくいただきました。

▼かりんとう(ゆしま花月・湯島)

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こちらはシンプルにがベストだと思いました。背景に少し写っているのは、かりんとうが入ってる缶です。今回、私が黒いお皿を調達できなかったのですが、主催の方が持ってきてくださいました。締まっていいですよね。最近のかりんとうってパッケージがおしゃれなものが増えて、手みやげに人気ですよね!

▼揚げまんじゅう(竹むら・神田須田町)

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フォトジェニックという点から見ると、難易度高めな揚げまんじゅう。色が濃い目のおちょこに葉と実を入れてカバーしてみました。個人的に揚げ物が好きなので、贔屓目に見てとっても美味しかったです。

▼久寿もち(日本橋長門・日本橋)

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わらび餅って横に広げて並べたくなりますが、そうするとボンヤリしちゃいがち。前ならえのように整列させて、奥行きを持たせて正面から撮るとちょっとおしゃれな感じしませんか?竹串は主催の方が提供してくれて、いいアクセントになりました!こちらもチームプレー作品です。口の中でふわっと溶けていく感じが美味。

▼あんみつ(あんみつみはし・上野)

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ちゃんと器を入れ替えたのと、あんこの上に乗せた葉がポイントです。器はセリア。今回、唯一「高さ」がある商品なので、ちょっと毛色が違っていいですよね。あんみつって癒やされますよね。

▼黒船どらやき(黒船・自由が丘)

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和菓子の定番どら焼き。この、木の実はちょっと遊んでみました。木の実がなくてシンプルなどら焼きだけでもよかったんですが、何か変化を加えてみたくなりまして。皮がモチモチしててとっても美味しかったので、アンケートでランキング1位に投票しました!

▼利休ふやき(菓匠菊屋・南青山)

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最後はふやき。可愛い金平糖などは、このふやきに元々ついていた付属和菓子です。こういうちょこっとした添え物がついてるって嬉しい!

参加者投票ランキングの発表

約20名ほどの参加者が全てを試食し、投票した結果は・・・!

【同率1位】
久寿もち(日本橋長門・日本橋)10ポイント
黒船どらやき(黒船・自由が丘)10ポイント

【2位】  
かりんとう(ゆしま花月・湯島)8ポイント

【同率3位】
板あめ羽一衣 (Ameya Eitaro・銀座)4ポイント
もなか  (瑞穂・神宮前)4ポイント
あんみつ(あんみつみはし・上野)4ポイント

【4位】
揚げまんじゅう(竹むら・神田須田町)3ポイント

【5位】
利休ふやき(菓匠菊屋・南青山) 2ポイント

このようになりました。

ぜひ手みやげの参考にしてみてください!

ちなみに投票スタイルは自分で1位〜3位を選出する形だったので、私は1位「黒船どらやき」、2位「久寿もち」、3位「揚げまんじゅう」にしました。

 

感想

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主催の皆さま、参加者の皆さま、ありがとうございました!

今回、テーブルコーディネート担当として参加できて嬉しかったので、ぜひまた腕をあげて参加したいです。

和菓子の紹介は、また別記事でアップしていきたいと思います。

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Weekdayはコンサルティング会社でWebメディアの記事編集・撮影等を担当。Weakendはよく作品撮りしてます! インスタは毎日更新中! @yocco.post