ファッションブランド「tenbo テンボ」 展示会のオープニングパーティ。ピープルデザインとは?

ファッションブランド「tenbo テンボ」 展示会のオープニングパーティ。ピープルデザインとは?

ファッションブランドtenbo(テンボ)の展示会オープニングパーティ@吉祥寺にお誘いいただき、行ってまいりました!

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まだできたばかりということで全然知らなかったブランドなのですが、3月に行われたMercedes-Benz FashionWeek TOKYOで話題になったというtenboさん。今回色々お話をお伺いすることができました。

tenbo(テンボ)とは

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年齢、体型、国籍を問わず、健常者も障がい者も分け隔てなくファッションを楽しめる【ピープルデザイン】の洋服を作ってるブランド。

「ユニバーサルデザイン」という似たような言葉もあるのですが、ユニバーサルデザインはファッション業界的には障害を持っている方用の服をさします。デザイナーの鶴田能史(つるたたかふみ)さんは、「障害者用の服」ではなく、「一般の人も障害を持っている人も誰でも着やすい服」を作りたくて、ユニバーサルデザインではなく、このピープルデザイン=やさしい服コンセプトでtenboを立ち上げたそうです。

▼Mercedes-Benz FashionWeek TOKYOでのランウェイ動画はこちら

・tenbo公式サイト:http://www.tenbo.tokyo/
・tenboってどういう意味?⇒tenboについて

展示服

「オフィスに着て行ける服かどうか」で服を選ぶフツーのOLの私にとっては、なかなか奇抜と思える服たちが多かったのですが、鶴田さんに色んなお話をお伺いするとイメージが違ってくるのが不思議。

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デザイナー鶴田さんにお話をお伺いしました

ライターさんのように録音していないので、私の記憶だけが頼りでそれっぽく仕上げた対話形式でご覧ください。(西尾さんへ 間違っていたらご指摘ください)

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―どうしてドクロマークがアイコンなのですか?

鶴田さん(以下、鶴)「以前担当していたハハというブランドで輪廻というコレクションを実施し、死というテーマが身近だったからです。日本では死は怖いものと思う方が多いと思うのですが、誰もが生まれて死を迎える、それはとても自然なこと。ドクロ=ガイコツは自分の頭を触ればあるもので、何も怖いものではないんです。」

―どうしてピープルデザインを始めたのですか?

「祖母が車椅子生活だったことから昔から考えていました。おしゃれで着せやすい服がなく、専用の服はおしゃれを楽しめるものがない。だったら自分で作りたいと。でも障害を持っている人だけの服ではなく、一般の人にも着やすい服が作りたかったので、ピープルデザインにたどりつきました。例えば、このドレスは複雑そうに見えますがマグネットを外すだけで着ることができます。」

▼(手は広報の女性の方がモデルです)
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―新しいブランドなのに、Mercedes-Benz FashionWeek TOKYOに参加できたというのはすごいですね。

「ありがとうございます。実は、ランウェイに障害者の方を登場させるというのは賛否両論ありましたが、話をしながら進めていき、最終的にはOKが出ました。結果としては賞賛が多く、大きな注目を浴びることができました。」

―個人的にはこのブルーのドレス↓を着てみたいと思ったのですが、着る機会がありません…どういった方が着るんですか?

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「海外の舞台に立つお仕事の方から、オファーをいただきました。舞台関係の方は、1点ものを欲しがる方も多いです。」

(既製服しか着たことがない私も、舞台に立つ機会があれば(一生ないと思いますが)、1点ものを検討したいと思います。)

▼その他、色々な媒体でメディア掲載やインタビュー記事が掲載されています。
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Mercedes-Benz FashionWeek TOKYO
モノファームweb magazine

広報の西尾さんとアンナさんにもお話をお伺いしました

メールや当日お会いしてお話をさせていただきました。

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左:西尾さん 右:アンナさん

―メルセデスベンツファッションウィークでは、なぜ盲目の方をモデルに起用したのですか?

西尾さん(以下、西)「テンボでは健常者も障がい者も、誰もが分け隔てなく着れる服を作っております。テンボはファッションを通じて様々な障がい者の情報を入れ込み、すべての人へ発信していこうと考えております。そこで、東京コレクションという大きなファッションショーにて今回は全盲の方の情報を発信しようと考え秋山里奈さん(アテネパラリンピック銀メダリスト。ロンドンパラリンピック金メダリスト)の紹介もあり、モデルとしてでていただきました。」

―世界からはどのように注目されていますか?

西「このような機能性もあり、ファッション性もあるブランドはテンボしかありません。また、東京コレクションに障がい者がモデルとして出るのはテンボが日本で初なので海外からは『日本にもやっとこういうデザイナーが現れた!!』と、とても注目されています。また、イタリアからはアンナさんがぜひテンボで働きたいということで、来てくれました。」

アンナさんは日本大好きで、テンボでは主にウェブ担当として活躍していらっしゃるそうです。

テンボの服は障害を持った方にもとても反響があり、「私たちに注目をしてファッションを楽しめる服を作ってくれたことが嬉しい」という声が続々届いているようです。

小物も個性が溢れています

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バッグもマグネット式で、使いやすい設計になっていました。

感想

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個人的にはこの↑折鶴シャツ(¥20,000)が可愛かったです。これは平和の象徴である千羽鶴をイメージし、平和というメッセージを込めたものだとか。

機能性という点で見ると、成功しているのがユニクロのヒートテックやブラトップというイメージがありますが、テンボはファストファッションではありません。一つ一つ吉祥寺のオフィスでみんなで作っています。この展示会に向けてもけっこう大変だったそうで、展示会当日もスタッフの方がミシンを動かしていました。

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テンボの方々には今回初めてお会いしたのですが、気さくにお話していただけて1時間と長居してしまいました。今まで色々なファッションブランドの方とお仕事をしたりお話したりしたことがあり、「とにかく多くの人にキャンペーンに参加してほしい、日常の延長線でブランドを感じてほしい、とにかく販売につなげたい」、という様々なアプローチ方法を模索されていましたが、今回のテンボのようにここまでメッセージ性が強く個性的なブランドは初めてだったので驚きました。

かなりファッショナブルなので好き嫌いがハッキリと分かれるデザインだと思いますが、「ピープルデザイン(やさしい服)」というわかりやすさやメッセージに共感する方は多いのではないかと思います。また、最初から世界を見て服を作っていたというグローバリゼーションも感じました。特にファッション業界は日本だけをマーケットとしてみることは、そもそもないのかもしれないですね。テンボはMade in Japanですが、通常の感覚でいうと「工場は東南アジア、マーケットは世界」という感じでしょうか。

話はそれますが、以前「ココシャネル」の映画に触発され、服を作ってみたいという衝動にかられたことがあります。でもミシンを使ったり手縫いだったりで自分で服を作れる気が全くしないので、オーダーメイドで自分ブランドを作ってみようと色々デザイナーさんを探してみたのですが、予算が合わず断念したことを思い出しました。

当時は特に7部袖のワンピに腹を立てていました。7部袖って上にカーディガンやジャケットを着るとくるくると中でめくれて肩の方に布が溜まって気持ち悪いんです。どうして、「1着だけで着ることじゃなくて、上に何かを着た時のことを考えて作ってくれないんでしょう」とプリプリしてました。だから今回のような「ないものを作った」というお話にはとても賛成です。

その後、服は予算的に諦めたものの、金属アレルギーでアクセ選びに困っていたので、それは自分で作るようになりました。18金で手頃でシンプルで可愛いアクセってなかなかないんですよ。。この日はテンボの皆さまに触発され、帰りに吉祥寺のユザワヤでアクセの素材を色々購入して帰りました。

このたびは、ご招待いただきありがとうございました。応援しています!

▼tenboさんのTwitterとブログで、この記事をご紹介いただきました♪
yoccoさんブログ

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tenbo公式サイト:http://www.tenbo.tokyo/
tenboってどういう意味?⇒tenboについて