【読書】ザッポス伝説

【読書】ザッポス伝説

ザッポスCEOのトニーさんはすごい。

ザッポスは最も働きがいがある企業100社にもランキングされているそうですが、納得。1位でもおかしくない。

私みたいなちっぽけな人間ではどうすることもできないけど、うっすらと夢見てしまうような、一生働きたいと思える会社を創っている人が本当にいたんです。

今まで見たり聞いたりした「良い会社」の定義とは一線を画す、驚きのストーリーを自分のメモがわりに記録します。

  

夢のような会社がすぐにできたわけではない

誰もが羨むような成功、私では到底乗り越えられない事態、一般人では考えられないスピードで、普通の人にはあり得ない経験があって、ザッポスができたということが書いてあります。

・トニーさんは小学生の時から儲ける術を知り、実際に利益を出していた

・オラクルに入社するも退屈で在籍中にサイドビジネスを始める

・わずか5カ月でオラクルを退職し、ベンチャー(リンクエクスチェンジ)を立ち上げ

・その会社が2000万ドルで売却できるタイミングがあるものの、断る

・その後マイクロソフトが2億6500万ドルで買収を持ちかけ、トニーさんは3,200万ドルを手にし辞める

・映画館が併設された高級物件を購入し、友人たちと学生寮のように住み始める

・色んな会社に投資を始め、パーティー三昧の日々

・次々に投資に失敗し、お金がなくなっていき、ザッポスだけに投資をしていくことに

・運転資金がかさみ、トニーさんは自分の財産をつぎ込みザッポスの社員へ給料を払う

・ザッポスの経営に本腰を入れるものの、トラブルが続出

・長期的にみて、単なるいい会社ではなく偉大な企業になるべく、利益だけをみない決断を下していく

・その過程で、最大にビジョンとは、最高のカスタマーサービスを意味するザッポスというブランドを構築すること に気付く

・しかし、キャッシュフローのやりくりに追われ苦しい日々が続く

・この契約ができなければザッポスは消滅する、というタイミングが何度も訪れる

・何度も危機を乗り越え、カスタマーサービス向上のため、サンフランシスコからラスベガスへ移る

・いい方向へ傾きはじめる

ザッポスに本腰を入れ始めて4年。
どんどん湧いてくる問題を解決していく経営陣はもう「タフ」の一言。

  

ザッポスのカルチャーができるまで

次々に起こることを乗り越えていくわけですが、そのたびにカルチャーができあがっていきました。一度自分たちで作ったリンクエクスチェンジでの過ちを二度と繰り返したくない気持ちが大きいようです。

設立5年目から、ブランドと文化に注目することに焦点を合わせ、本気で取り組んでいったことが、ザッポスカルチャーとなりました。

そのカルチャーはもちろん最初は経営陣が発案しましたが、そのカルチャーをスタッフに完全に浸透させるためにスタッフの声や取引先の声、さらにお客様と一緒になって作る、という大がかりなものに発展していきました。

コアバリュー

1.サービスを通して「ワオ!」という驚きの体験を届ける
2.変化を受け入れ、変化を推進する
3.楽しさとちょっと変なものを創造する
4.冒険好きで、創造的で、オープン・マインドであれ
5.成長と学びを追求する
6.コミュニケーションにより、オープンで誠実な人間関係を築く
7.ポジティブなチームとファミリー精神を築く
8.より少ないものからより多くの成果を
9.情熱と強い意志を持て
10.謙虚であれ

  

企業文化こそがブランド

採用には特に力を入れ、優秀な人ではなく、カルチャーにフィットする人を徹底的に選んだそうです。社員はファミリー、本気でそう思っているということがひしひしと伝わってきます。

この本を読みながらトニーさんの能力の高さに感嘆しつつ、この「企業文化こそがブランド」に早々にたどり着いたこと を読んだ時が、一番感動しました。その発想は私には全くなかったからです。

現在私は小さいベンチャー企業で働いていますが、ここにいても転職したとしても、この「企業文化こそがブランド」であることをずっと忘れず会社に言い続けていこうと思っています。だってザッポスみたいな会社で働きたいから。

自分でザッポスのような会社を作れれば一番いいのでしょうが、私にはそんな能力も度胸も鈍感力もありません…

どこに所属をしていても、確固たる信念を持っていればきっと誰かに伝わり、共感してもらえる。本気でそう思っていきます。

  

会社を有名にしたきっかけ

ザッポスはちょっと面白いことを本気で取り組む文化があったので、マスメディアにこぞって取り上げられました。

日本でも失恋休暇など、広報が狙って作ったような会社がありますが、ザッポスほど人々に感動を与えていないからかそれ以上の話が聞こえてきたことはありません。飾りの面白さじゃダメなんですね。

広報の方にもこの本はきっと参考になると思います。

  

感想

久しぶりに感動した本。
ザッポスに入社したくなりましたが、まだ日本支社はないようです。

ザッポスのコアバリューをそっくり自分に当てはめて考えると、私自身のブランドができるような気がします。

「ワタシ(=yocco)を通して「ワオ!」という驚きの体験を届ける」

特にこれを実践していきたいと強く思ったのですが、驚きの体験を届けるって並大抵ではないなとすぐわかりました。

例えば、このブログ上で読んでる方に驚きを与えられるか?と考えてみると、難しいですね…

達筆すぎる筆文字で、本を読んだ一言コメントを書くのはどうでしょうか。字がうまいことに驚いていただけるかもしれません。ただ、私は全く達筆ではないので、習字を習うところから始める必要があります。せっかくだからやってみようかしら。

今の職場だと何より難しそうなのはコレ。
「ポジティブなチームとファミリー精神を築く」

逃げずにチャレンジしていかなければいけない課題だととらえ、皆を愛していきます。

  

  

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